クイーン・エリザベス 5/12 12:00

クイーン・エリザベスを見てきました! 開演5分くらい前に予習というかエリザベス1世について復習しておけばよかったと気づいたのだけど、開演5分後くらいに英語に翻訳された聖書についての台詞がいくつかあって、それのおかげでふんわりといろいろ思い出してわりと事足りた。

たかきくんは、台詞まわしとかはまだまだ伸びしろがあると思うのだけど、とにかく立ち姿に華があるのと、あとものすごくいい表情の作り方をするなあと思ったタイミングがいくつかありました。若さ・美しさ・傲慢さを詰めこんだ今回の役どころ・エセックス伯ははまり役だと思った。

あとは大地真央さんの輝きに驚きました。各場面の終わりにエリザベスがいるときは、照明が暗くなっていくなかエリザベスの顔にだけスポットライトが当てられ、少しするとそのスポットライトも消え暗転、という演出が繰返されていたのだけど、この演出が大地真央さんにばっちりはまっていた。

カテコは3回あって、1回目のカテコのときは憂いを含んだ素敵な表情をしていて、2回目3回目は素敵な笑顔でこれも好きだった。わたしは最初で最後の観劇だからよくわかりませんが、カテコ3回はとりあえず毎回ではないようで、流れとしてはたしか、カテコ1回目のあと幕がおりたあとも拍手が鳴り止まない→幕があがると大地真央さんのみ、最前の大地真央さんのファンの方たちが一斉にスタオベ、それにつられるように後ろのわたしたちもスタオベ、たかきくん両手でお手ふり、幕おりる→終わらない拍手、カテコ3回目、またもやたかきくんは両手でお手ふり だったと思う。自分が覚えておきたいだけ。あと、2回目か3回目のときにブラボーという声があがったみたいです。

最後に。エリザベスが女性であるということを理由に卑下されたり、さっさと出産してもらわないと困る、それが役目なのにみたいな陰口を叩かれるシーンがいくつかあって、これはもちろん当時あった論調であるとは思うのだけど、それに加えて現代へのアイロニーとして意図されている部分もあるのではないかなと個人的には思いました。16世紀ヨーロッパでエリザベスが投げかけられる言葉は、どれも21世紀の日本でわたしが言われうる言葉だったので。言葉選びとかをみても、あえてじゃないかなあと勝手に感じました……のでわたしはわりと好感を持ちました。